< 五大栄養素の最後にかかげられるミネラル、その役割について


【ミネラルの働き】

 生命にとって必要不可欠なのに、体内では作り出せないミネラル。どんな働きをしているのでしょう。
★常用必須ミネラル
カルシウム
歯や骨とつくる。筋肉を収縮させ心臓を正しく動かす。神経を安定させ、ストレスを和らげる。出血時に血液を凝固させる。酵素の働きを活発にする。血液をアルカリ性に保つ。女性の排卵機能を高め、生理痛を和らげる。
リン
カルシウムとともに骨や歯をつくる。体にエネルギーを供給する物質のもととなる。遺伝情報をつかさどるDNARNA(核酸)を構成。脳や神経、細胞膜の機能を維持する。
マグネシウム
骨や歯、肝臓、筋肉に必要な栄養素。体液の酸・アルカリのバランスや、体温を整える。糖をエネルギーに変える過程に作用。糖尿病やアルコール中毒を予防する。神経の興奮を正常化させる。
カリウム
筋肉の収縮を調節し、柔軟性を保って回復を助ける。心臓のリズムや機能を調整する。細胞内液の酸・アルカリのバランスを保つ。神経刺激の伝達をスムーズにする。
ナトリウム
血液やリンパ液など体液の重要な成分。体液のバランスや量を調整する。神経刺激の伝達に働く。食欲を増進。
★必須ミネラル
リチウム
ナトリウムやマグネシウム、カリウムの代謝に関係する。自律神経系の機能に関与する。
アルミニウム
骨や歯の形成、酵素の働きを強化
ゲルマニウム
抗酸化作用があって、免疫を刺激する。インターフェロンをつくる助けをする。ガンや白血病、成人病などの治療に効果が期待できる。エイズの治療にも有用。
★微量必須ミネラル
血液中の赤血球に含まれ、体内に酸素を運ぶ。筋肉のエネルギーをつくる。病気やストレスに対して抵抗力を高める。
マンガン
細胞の間の結合組織を形成し、骨や軟骨、椎間板や神経を強くする。糖や脂質、たんぱく質の代謝を高め、消化を助ける。骨粗鬆症や糖尿病の治療に役立つ。脳の正常な働きに重要。性ホルモンの合成に関与し、性機能を正常にする。
亜鉛
たんぱく質やDNAの合成に働き、成長や生命維持に欠かせない酵素を活性化させる。細胞の増殖や皮膚形成に働いて、傷の治りを早くする。糖尿病や動脈硬化などの成人病を防ぐ。男性生殖機能、ホルモンづくりに関与する「性のミネラル」。女性ホルモンの働きも助ける。味覚を正常に保つ。
鉄とともに赤血球中のヘモグロビンをつくる。骨や軟骨、皮膚、血管壁などを強化する。動脈硬化を予防する。毛髪や皮膚の色素をつくる。神経の髄鞘を保ち、神経伝達をスムーズにする。
モリブデン
アミノ酸や硫酸の代謝に関わる。腎臓で尿酸を生成する。肝臓で造血作用を助け、貧血の回復を早める。食道がんを防ぐ。
コバルト
ビタミンB12の構成成分。ヘモグロビンの数を増やす。コレステロールの正常化。植物の成長にもよい影響を与える。 
バナジウム
脂質や糖質の代謝をよくする。骨や歯の成長を助ける。細胞の再生や、造血を助ける。
ニッケル
DNARNA(核酸)の中に含まれ、遺伝子が働いて細胞をつくるのに必要。腸での鉄吸収を強める。
ケイ素
腱やコラーゲン、血管、皮膚、髪や爪などの結合組織を丈夫にする。コレステロールを下げる。
セレニウム
抗がん作用がある。抗酸化作用があって、動脈硬化や糖尿病など老化を防止する。免疫力を高める。抗炎症作用があり、リウマチ治療に使われる。水銀やカドミウム中毒を防ぐ。精子の数を増やす。

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